口臭

口臭があるかどうかを
セルフチェックする方法

口臭があるかどうかをセルフチェックする方法

口臭は自分ではなかなか気づきにくいものです。
気になる方は、以下のような方法でセルフチェックをしていただければと思います。

CHECK

  • コップやビニール製の袋に息を吹き込んだ後に、ニオイをかぐ
  • 綿棒や舌ブラシで舌苔(ぜったい:舌の白くなっている部分)を拭いとり、ニオイをかぐ
  • フロスや歯間ブラシで歯間の汚れをとり、ニオイをかぐ

いずれかの方法でニオイがある場合には、口臭がある可能性があります。

口臭の原因

正常なニオイを生理的口臭と言いますが、病気やその他の原因で自分や他人に不快な気持ちを与えるニオイのことを「口臭」と言います。

口臭の原因はさまざまで一概には言えませんが、口臭は原因がわかれば、専門的な口臭治療をおこなうことで、
きちんと治すことができます。

  • 歯周病(歯ぐきからの出血)

    病気が進行すると歯ぐきからの出血に膿が混るようになり、口臭もひどくなってきます。

  • 虫歯・歯石や歯垢(しこう)の付着

    小さな虫歯で口臭が強くなることはありませんが虫歯は独特のニオイがあります。
    歯垢(しこう)が付着すると普段の歯磨きでは取り切れず、そこに食べかすや虫歯菌が虫歯の穴の中にたまることで、口臭がひどくなります。

  • 舌苔(ぜったい)

    体調が良くないときに舌の表面が白っぽくなったことはありませんか?
    これは舌苔(ぜったい)と呼ばれるもので、歯垢(しこう)と同じく細菌の固まりのため、口臭の原因になることがあります。

  • 唾液の減少・ドライマウス

    唾液は口臭予防に非常に大切です。
    唾液の分泌が少なくなると口の中が不潔になることで、虫歯や歯槽膿漏になりやすく、口の中が乾燥することで口臭も強くなることがあります。

  • プラスチックの入れ歯

    入れ歯のプラスチック部分は色やニオイを吸着しやすい材質であることが多いです。
    一回吸着してしまうと、ニオイがなかなか取れないため、それが口臭の原因になっている場合もあります。

  • 詰め物・被せ物の金属の腐食

    歯に被せた金冠が古くなり穴が開いたり、すき間や傷ができたりすると汚れがたまり易くなります。痛みがないため気づかないことも多くあります。

  • 口腔ガン

    口の中の癌(舌癌、頬粘膜癌など)により口臭が発生することがあります。

  • 鼻やのどの病気

    鼻は口とつながっているため、副鼻腔炎(ふくびくうえん)や咽頭炎(いんとうえん)、喉頭炎(こうとうえん)などの症状があると、口の中にたんぱく質を含んだ血液や膿が出てきて、口臭の原因になることがあります。

定期検診・クリーニングで口臭予防

口腔内を改善すれば、口臭は改善できます。

口臭の主な原因は、歯周病です。お口の中で歯周病菌が繁殖すると、「メチルメルカプタン」という腐った玉ねぎのようなニオイのガスを作り出すようになります。定期検診やクリーニングによって歯垢や歯石が取り除かれ、歯周病菌の活動も抑えることができれば、口臭も防止することが可能となります。

定期検診・クリーニングで口臭予防
定期検診・クリーニングで口臭予防